避暑成功。
夏休み、取られましたか。
ゆっくりと過ごされたでしょうか。
今年は箱根に行きました。
好きで何度も行っている「彫刻の森美術館」は、屋外展示がメイン。
http://www.hakone-oam.or.jp/
1歳児連れなので、暑さを心配していましたが、さすが高原。木陰に入れば涼しく、カフェや屋内展示館の配置もバランスよくて、快適でした。
企画展の「Happy Animal Party」もかわいかった。↓
箱根 彫刻の森 美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM|洪易 -Hung Yi- Happy Animal Party
はしゃぐ1歳児↓
夏の思い出も、お身体の調子も、ぜひお聞かせくださいね。
夏休みはいつですか?
晴雨堂の夏休み、いつにしようかと迷っています。
お盆のあたりに少し休み、また時期外れにすこし休みを取ろうかと画策中。
できれば皆様のお休みに合わせて休みたい。
夏休み、どんな日程ですか?
いつは営業していてほしいですか?
ご希望あれば受付中です。
しかし、毎日暑いですなあ。
7月も頭からこんな調子で、この先を思うと気が遠くなりますね・・・というような会話を、毎日しています。
もう残暑な気分。
足三里にお灸でもして、凌ぐぜ!
さて夏休み、いつにしましょうかー。
梅雨あける。父と友達と2・3冊の本と、1本の映画の話。
そんなに雨、降ったっけ?という間に梅雨明け。
ばたばたしている間に、6月が過ぎてしまった。
先月は小説を2冊読んだ。(ふだんあまり小説を読まない)
一冊目は、父に勧められた、三浦しおん『舟を編む』。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 1,184回
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「若者が紆余曲折しながら困難を工夫で乗り越えて、一時は無理かと思われた目的を、ついに果たす」みたいな話(プロジェクトXとか、ガイアの夜明け的な)がすごく好きだ。
本やら映画やら、その手のものを見ては熱く語り、にこにこしながら勧めてくれる。
理系で、「数学がらみ」のお話もかなり好き。『博士の愛した数式』も『世にも美しい数学入門』も父に勧められて(というか手渡されて)読んだ。
(関係ないですが、父は「ビフォア・アフター」と「お宝鑑定団」も大好き。)
父は本を「買って読む」派だ。たいがいの人はそうなのだろうか?
私は、「借りて読む」派。
欲しい本が多すぎて金銭的にも保管場所的にもキリがないので、なるべく買わないことに決めている。読みたい本は図書館で借りるか、友人から回ってくるのを待つ。
買うのは、読んでみてどうしても手元に置きたいと思ったものか、時期を逃すと手に入れにくくなる雑誌。それ以外は、どうしても読みたいが図書館にもなく友達も買わない専門書の類。それらも、買うときはまず古本で探す。
印税で直接著者を応援できない罪滅ぼしに・・・というわけでもないけれど、読んでよいと思った本は、人に勧めまくる。
先月読んだもう一冊は、村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/04/12
- メディア: ハードカバー
- クリック: 3,074回
- この商品を含むブログ (334件) を見る
が、今回はまったく予想しなかった早さで(しかも特に「貸して」と言ったわけでもない友人から)回ってきた。
彼女も人から借りて読んだ後、借り元である共通の友人に自らさっさと許可を取って、「次読むでしょ?」と持ってきてくれたのだった。とても嬉しかった。
そういえば彼女も専門書ばかりを買っていて、話題の新刊などはいつも誰かに借りているようだ。類は友を呼ぶ!
(そう言えば彼女は、つい先日まで「村上春樹、あんまり読んでないんだよね」と言って、晴雨堂にある村上春樹ストックを片っ端から借りて読んでいた。そうだった。)
とにかく、そんな風にして読むことになった2冊だった。
すこし前になるので、細かなことは忘れてしまったけれど、
どちらにも、自分が常々大切に思っていることを肯定されたように感じて、すごく勇気が湧いたのを覚えている。
「自分の内側に感じているものを丁寧に見つめ、丁寧に扱うのは、とても大切なことだ。」と常々思っている。その「自分の内側に感じている何か」が、たとえひどく“ネガティブ”な何かであってもだ。
自分の内側のあらゆるものに、「市民権を与える」こと。その存在を認め、そこに存在することを許可すること。
(それに抗おうとする自分がいたら、そんな自分にもまた、市民権を与える。そんな、自分に抵抗する自分もいていいのだ。どんな自分も、そこにいていいのだ。)
それが「いいか/悪いか」という評価や判断は、ずっと外側にあるもの、副次的なものに過ぎなくて、何よりもまず大切なのは、それがそこに存在すること、ただそれを認めることだと思っている。
それとただ一緒にいて、そのありようを感じること。そして、その「感じている感じ」を丁寧に言葉にすること。あるいは言葉でなくとも何らかの形で表現すること。
それが「存在を認める」ことになる。
以前も書いたかもしれないけれど、とりわけ何度も読み返している村上氏の『神の子どもたちはみな踊る』の中に、とても好きな一文がある。
善也は眼鏡をはずしてケースに入れた。踊るのも悪くないな、と善也は思った。悪くない。目を閉じ、白い月の光を肌に感じながら、善也は一人で踊り始めた。深く息を吸い、息を吐いた。気分にあったうまい音楽を思いつけなかったので、風のそよぎと雲の流れにあわせて踊った。途中で、どこかから誰かに見られている気配があった。誰かの視野の中にある自分を、善也はありありと実感することができた。彼の身体が、肌が、骨がそれを感じとった。しかしそんなことはどうでもいい。それが誰であれ、見たければ見ればいい。神の子どもたちはみな踊るのだ。
彼は地面を踏み、優雅に腕をまわした。ひとつの動きが次の動きを呼び、さらに次の動きへと自律的につながっていった。身体がいくつもの図形を描いた。そこにはパターンがあり、ヴァリエーションがあり、即興性があった。リズムの裏側にリズムがあり、リズムの間に見えないリズムがあった。彼は要所要所で、それらの複雑な絡み合いを見渡すことができた、様々な動物がだまし絵のように森の中にひそんでいた。中には見たこともないような恐ろしげな獣も混じっていた。彼はやがてその森を通り向けていくことになるだろう。でも恐怖はなかった。だってそれは僕自身の中にある森なのだ。僕自身をかたちづくっている森なのだ。僕自身が抱えている獣なのだ。
だってそれは自分自身の中にある森であり、自分自身をかたちづくっている森なのだ。自分自身が抱えている獣なのだ。
今、書いていて何度も心に浮かんできたので、もうひとつ唐突に書いてみるのだけれど、宮崎駿作品でもとりわけ好きなのが『千と千尋の神隠し』。(『ナウシカ』も好きだけど。)
あの映画にも、同じことが描かれているように思う。(あの映画の中には自分の個人的なテーマがすべてつまっているような気がしている。)
自分の感じていることを丁寧に扱うこと。それがたとえ、まわりに驚かれるような姿をしていても。
それらをごまかさずにまっすぐに扱うこと。それが、まわりの人たちが取る行動と違っていても。
『千と千尋の神隠し』は、主人公の「千/千尋」が、10代前半のまっすぐさと勇気で、ひたすらそんな姿勢を貫いて進んでいく映画だと思っている。(そして「そのもののしかるべき名を、自分の内側から取り出して明らかにすること」がクライマックスの要になっている。)
・・・小説の話をしていたんだった。
とにかく『舟を編む』も『多崎つくる〜』も、私にとっては、
そこにあるものを丁寧に扱うこと。それが道を作り、たしかな歩みとなること。
そのことを改めて示す物語であるように思えた。
GW、暦通りの営業/お休みです。
GW、ご予定いかがですか。
晴雨堂スタッフは今のところほとんど予定なし。
(ヒマなのがけっこううれしい)
お天気いいといいですね。
晴雨堂、GWは暦通り3(金)〜6(月)がお休みです。
GW、予定盛りだくさんの方も「ひまだよ」という方も、GW開け、からだのメンテナンスをぜひどうぞ。
晴雨堂でお待ちしています。
赤ちゃんや小さなお子さん連れでのご来院を歓迎します!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
すでに一部の方にはご案内しましたが、
↓ ↓ ↓
晴雨堂ではついに!
小さなお子さん連れの患者さんの受け入れをスタートしました。
★ベビーサークル・クーファンあり。
★おむつ替え・授乳スペースあり。
★ご来院中は貸切状態です。
赤ちゃんが泣いても、うんちしても、気兼ねなく!お過ごしいただけます。
お子さん連れでの施術は、20分2200円でスタート。
ベビーサークルで遊んでいる様子をながめながら、またはお隣に寝かせた状態で、マッサージを受けられます。
もちろん延長も可能。(10分1000円)
予約時間を長めに空けておきますので、途中で授乳したり、おむつ替えをしたりもOK。
施術後には、ゆっくりお茶もお飲みいただけます。(無料)
ママ友・パパ友やご夫婦で連れ立ってのご来院も歓迎します。
おひとりにお子さんを見てもらい、交代でマッサージを受けるのが、一番落ち着く方法かもしれません。
(施術はおひとりずつになります。)
ご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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スタッフ横山は昨年6月に出産し、ただいま10か月のちびっ娘育ての真っ最中ですが、その状況になってみて、小さな子ども連れで出かける大変さを実感しました。
離乳食がはじまる前の6〜7か月までのころは、どこにでかけるにもまず授乳とおむつ替えができる場所を探して、そこに行けるような範囲にしか出かけられない。
離乳食が始まって授乳回数が減った今は、こんどはうんちの量とにおいがすごくて、やはりおむつ替え場所があるかどうかは、出かけるにあたってとても重要。
なんとかリフレッシュしにでかけたいなあと思っても、泣き出すかも?機嫌が悪くなるかも?を気にしながらの外出は、なかなか休まらず。
また月齢の浅い小さな赤ちゃんは、からだがぐにゃぐにゃしていて、いろいろなところを支えながら抱っこしたりお風呂に入れたりするのはなかなか大変。
大きくなると、今度は重たくて大変。
背中も腰もいつも辛かったです。
私には晴雨堂がありましたが、
「みんなはこの疲れをどうしているんだ!?赤ちゃんを連れてマッサージに行ける、そんな場所が、絶対に必要なはずだ!」と強く思いました。
ほんの少しの時間施術を受けるだけでも、驚くほど楽になるので!!
そんな経験・思いをこめて、晴雨堂を「小さなお子さん連れ歓迎!」の治療院にしました。
今後、コースやスペースも進化させていきたいと思いますので、遠慮なくご意見など、お聞かせください。