驚愕(しました私は)!!

久しぶりに糸井重里さんのHP「ほぼ日」をのぞき、
谷川俊太郎 作 / 松本大洋 絵 の、
『かないくん』なる絵本が出たことを知る。

松本大洋、とても好きで『鉄コン筋クリート』と『ピンポン』は晴雨堂に置いてある。
思えば、松本大洋を知ったのも大学時代、教えてくれたのは前出の友人だった。
(彼はほんとうに当時から素敵なものをたくさん知っていて、それらをいつだって惜しみなく差し出してくれた。)

大学時代に読んだ中ではとりわけ『ZERO』が好きだった。この作品には当時深く救われたという思いがある。たしか一時期自分でも持っていたけれど、何かのときに誰かにあげてしまった。たぶんもう手元に置く必要がなくなったのだろうと思う。

さて、その松本大洋が二年がかりで絵を書いたという『かないくん』なのだけれど、制作にまつわるエピソードを読んでいるときに、自分としては驚愕の事実を知る。

松本大洋は、工藤直子さんの御子息だった。

工藤直子さんと言えば、以前にも取りあげたとても好きな本のひとつ、『神話的時間』のなかで、谷川さんと対談しているメンバーの一人だった。
聴いてないものが聴こえるのに、見たものが思い出せない。

お話しされていること、内容やその言葉の選び方に惹かれ、何かの際には思い出される。私の記憶のインデックスのどこかに、彼女のその時の言葉やふるまいが、綴じ込まれているのを感じる。

その、工藤さんが、松本大洋氏のお母さんですか!!!!
し、知らなかった・・・・・。

そして、もちろんとてもうれしい。
なんかすごくうれしい。

『かないくん』はほぼ日ストアで買うことにした。
増刷中で、届くのはもうすこし先になるもよう。
届いたらまたお知らせします。
気になる方は、晴雨堂で、ぜひ手にとってみてください。
よければ、『神話的時間』と一緒に。


かないくん (ほぼにちの絵本)

かないくん (ほぼにちの絵本)

神話的時間

神話的時間